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予防接種特集

ワクチンで防げるはずだった感染症で苦しまないために。このページでは、こどもの予防接種スケジュールのご紹介や、年齢によって不足している可能性のあるワクチンをご紹介します。

こどもの予防接種スケジュール

それぞれのワクチンを受けるのに推奨される年齢や回数などをご紹介します。
定期接種や任意接種の違いなどもあります。定期接種は原則地方自治体から費用が支払われるので、無料で接種可能です。
こちらのスケジュールでどれだけのワクチンが必要なのか理解し、かかりつけ医と相談の上スケジュールを立ててください。



 PDFをダウンロードし、印刷してご利用ください。

おとなの予防接種スケジュール

おとなに必要な予防接種スケジュールをご紹介します。
表の回数は標準的なものですので、実際の接種時期や回数はかかりつけ医とご相談ください。
ワクチン名 10代 20代 30代 40代 50代 60代
子宮頸がん、HPV感染症 3回
髄膜炎菌感染症 1回
麻しん(はしか) 2回
風しん 2回
水痘(みずぼうそう) 2回
おたふくかぜ 2回
B型肝炎 3回
インフルエンザ 毎年秋に1回(12歳以下は、原則として毎年2回)
百日せき 1回(小児期に未接種の人は3回)
日本脳炎 3回
破傷風 10年ごとに1回(小児期に未接種の人は3回)
帯状疱疹 1回
高齢者の肺炎球菌感染症   1回

参考:NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会

生年月日から不足しているワクチンを知る

幼少時にはワクチンが定期接種ではなかったなど、年代によっては必要なワクチンを接種できていない事があります。
また、年代的にはワクチンを受けているはずでも、様々な事情で実際は受けていないという可能性もあります。
母子手帳には予防接種の記録が残っていると思いますのでチェックしておきましょう。
麻しんワクチン
麻しんワクチンは2回の接種が必要です。
年代によっては幼少期に1回しか接種していない可能性がありますので、確認しておきましょう。
接種していなければ合計2回、不足していれば追加接種をおすすめします。
不足回数分はMRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)での接種を推奨します。
生年月日 接種について 備考
1972(昭和47)年9月30日以前 定期接種を受けていない世代 1978(昭和53年)年10月1日から定期接種が開始
1972(昭和47)年10月1日~1990(平成2)年4月1日 定期接種を1回しか受けていない世代
1990(平成2)年4月2日~2000(平成12)年4月1日 定期接種1回+特例措置対象の世代 特例措置として第3期(中学1年相当の年度内)もしくは第4期(高校3年相当の年度内)に2回目の定期接種があった。
2000(平成12)年4月2日以降 定期接種を2回受けている世代
風しんワクチン
風しんワクチンは2回の接種が必要です。
年代や性別によって不足していることがありますので、確認しておきましょう。
接種していなければ合計2回、不足していれば追加接種をおすすめします。
不足回数分はMRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)での接種を推奨します。
生年月日 接種について 備考
1962(昭和37)年4月1日以前 定期接種を受けていない世代
1962(昭和37)年4月2日~1979(昭和54)年4月1日 女性は1回しか受けていない世代
男性は定期接種なし
女子中学生を対象に集団接種が行われた
1979(昭和54)年4月2日-1987年(昭和62)10月1日 定期接種を1回しか受けていない世代 中学生時に個別接種が行われた
1987(昭和62)年10月2日~1990(平成2)年4月1日 定期接種を1回しか受けていない世代 1~7歳半の時に個別接種が行われた
1990(平成2)年4月2日~2000(平成12)年4月1日 定期接種1回+特例措置対象の世代 特例措置として第3期(中学1年相当の年度内)もしくは第4期(高校3年相当の年度内)に2回目の定期接種があった。
2000(平成12)年4月2日以降 定期接種を2回受けている世代
破傷風
破傷風を含むワクチンの定期接種が始まる前の世代は、3回の接種が必要です。
また、最終接種から10年が経過すると、追加接種が必要となります。
災害地などにボランティア参加する方には特に接種をおすすめします。
生年月日 接種について 備考
1968(昭和43)年以前 定期接種を受けていない世代 1968年(昭和43)から定期接種が開始
1969(昭和44)年以降 定期接種を受けている世代 接種終了から10年以上経過している場合には追加接種(1回)を推奨
日本脳炎ワクチン
日本脳炎ワクチンは、標準的に3歳の時に2回とその1年後に1回(第1期)、さらに9歳の時に1回(第2期)の接種となっています。
予防接種後に重い病気になった事例があったことをきっかけに「積極的推奨の差し控え」が行われた時期があり、予防接種を受ける機会を逃している世代があります。
現在は新たなワクチンが開発され、正常に予防接種が受けられるようになっています。
生年月日 接種について 備考
1995(平成7)年以前 任意接種のため受けていない可能性のある世代
1995(平成7)年4月2日~2007(平成19)年4月1日 接種を受けていない可能性のある世代 接種推奨時期がワクチン接種の積極的勧奨差し控え期間に重なってる
特例措置により20歳未満は不足回数の定期接種が可能
2007(平成19)年4月2日~2009(平成21)年10月1日 接種を受けていない可能性のある世代 接種推奨時期がワクチン接種の積極的勧奨差し控え期間に重なってる
特例措置により生後6か月~90か月未満、9~13歳未満の間に、第1期の不足分を定期接種することが可能
2009(平成21)年10月1日以降 定期接種を4回受けている世代

海外渡航で検討する予防接種の種類

外国では、日本にはない病気が発生しています。また、日本にいる時よりも感染する危険が大きい病気があります。予防接種を受けることで感染症にかかるリスクを下げることができますので、渡航外来等で接種医とよく相談して受けてください。
地域及び滞在期間 黄熱 ポリオ 麻しん及び 日本脳炎 A型肝炎 B型肝炎 狂犬病 破傷風
風しん1
東アジア 短期
長期
東南アジア 短期
長期
南アジア 短期
長期
中近東 短期
長期
太平洋地域 短期
長期
オセアニア 短期
長期
北アフリカ 短期
長期
中央アフリカ 短期
長期
南アフリカ 短期
長期
北・西ヨーロッパ 短期
長期
東ヨーロッパ 短期
長期
南ヨーロッパ 短期
長期
ロシア 短期
長期
北米 短期
長期
中南米 短期
長期

●:黄熱に感染するリスクがある地域
◎:予防接種をおすすめしています
〇:局地的な発生があるなど、リスクがある場合に接種の検討をおすすめします。

★長期とは、およそ1か月以上の滞在する場合です。



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