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災害時の衛生対策

災害時には、感染症の拡大リスクが高まります。
特に避難所では、衛生状態を保つことが大切です。飛沫感染や空気感染による感染拡大する恐れがあるため、個人でもできる「衛生対策」を行いましょう。

感染症を最小限に抑えるポイントと、準備しておきたいアイテムを紹介いたします。
衛生対策のポイント

台風や地震ではさまざまな被害が出ている中、長引く「停電」により生活に不便を強いられる方もいらっしゃいます。
日ごろから停電に備えたグッズを用意しておけば、いざという時に便利です。
  • ラジオ
  • 懐中電灯
  • 乾電池
  • カセットコンロなど。

特に長期にわたり停電が続くと、テレビは使用できず、インターネットを利用するためのスマホやタブレット端末も充電できなくなるため、ラジオが情報収集のために重要な役割を果たします。乾電池は液漏れをしていないかチェックしておきましょう。
災害時の備蓄として保管しておくと安心です。

手洗い

流水と石けんによる手洗いは、感染を防ぐ上で非常に重要です。
手は見た目が汚れていなくても細菌・ウイルス等が付着している可能性があります。
指先から手首までしっかり清潔にしましょう。

手洗いのタイミング
  • トイレの後
  • 食品を取り扱う直前
  • 嘔吐物、排せつ物の処理後
  • 外での作業後
効果的な手洗い方法

石けん液を手に取り、手のひらを擦り合わせて洗います。

手の甲を手のひらで包むようにして洗います。

指の間をよく洗います。

親指をもう片方の手で包み洗います。

指先を反対側の手のひらにこすり洗います。

手首も忘れず洗います。

 
水が使えないとき
アルコール手指消毒剤を使ってください。手が見た目に汚れているときは、ウエットティッシュで拭き取った後に消毒剤を使います。

うがい

水だけのうがいでも予防効果はありますが、うがい薬を使用すると、より効果が高まります。
効果的なうがいの方法
  1. 水を口に含んで、強めにブクブクして吐き出す
  2. もう一度水を口に含んで、上を向いて15秒ほど喉の奥までガラガラとうがいをする
  3. もう一度②のうがいを繰り返す

咳エチケット

咳エチケットとは、咳やくしゃみが出たときに周りの人へ病気をうつさないためのマナーです。
咳エチケットのポイント
  • マスクを正しく着用する
  • ティッシュやハンカチなどで口と鼻を覆う
  • 嘔吐物、排せつ物の処理後
  • 上着の内側や袖で覆う
間違った咳エチケットしていませんか?
  • 咳やくしゃみを手でおさえる…咳やくしゃみを手でおさえると、その手で触ったドアノブなど周囲のものに細菌やウイルスが付着します。ドアノブなどを介して他の人に感染する可能性があります。
  • 何もせず咳やくしゃみをする…咳やくしゃみのしぶきは約2mほど飛びます。そのしぶきから他の人に感染する可能性があります。

トイレ

避難所のトイレは不特定多数の人が使用するため、感染のリスクが高まる場所です。
トイレを清潔に保つために定期的な清浄が重要です。
トイレ清浄のポイント
  • 手袋・マスクを着用する
    使用後は他の人に触れないように気を付けて破棄
  • トイレ専用スリッパを使用
    トイレで履いたスリッパで居住スペースを移動すると菌が広がりやすくなります
  • 清掃後はしっかりと手洗い
掃除を忘れがちな場所
  • 水洗レバー
  • ドアノブ
  • 手すり
  • ペーパーホルダー
簡易トイレの用意を
災害時は、そもそもトイレが使用できるかどうか心配です。水が止まっていたり、地震によりトイレの破損や家屋の倒壊など、物理的に使用ができない可能性もあります。
普段から防災グッズとして簡易トイレを準備しておけば安心です。

からだの清潔

水が使えなくなるとお風呂にも入れず、からだの衛生面が気になってきます。
水が使えなくてもからだを清潔に保つポイントをご紹介します。
からだの汚れやニオイが気になる
ウエットティッシュを使って気になる部分を拭き取りましょう。
肌の弱い方はノンアルコールタイプをおすすめします。
汚れが溜まりやすい場所
  • 耳の裏
  • 脇の下
  • 足(指の間)
ニオイが発生しやすい場所
  • 首まわり
  • 耳の裏
  • 脇の下
  • 背中
  • 足(指の間)
  • 頭皮
  • 顔のTゾーン
  • デリケートゾーン
髪・頭皮の汚れには
ブラシがある場合は、ブラッシンクだけでも髪に付着したゴミやホコリが落とせます。
ブラシや指で髪を少しずつ分けてブロックに分けながら、頭皮を塗れタオルやウエットティッシュなどで拭き取ると頭皮がすっきりします。
ドライシャンプーがあれば、簡単に頭髪ケアができます。

保存食

防災食は、一回の購入数や金額が大きくなりがちですが、保存期間が長いので、災害時の備蓄として保管しておくと安心です。 災害で「買い物に行けない」「近くのスーパーやコンビニに商品がない」など、また体調不良で料理が出来ない時など、日常生活でもお役に立つ商品です。
ご飯をしっかり食べたい方へ。色々な味を品揃え
 
日常の食事時にちょっと一品足りない時にも 美味しい防災食
 
 
飲料水の備蓄は1日3リットル必要と言われています。
 
 
脱水症状の予防に
 

救急箱に揃えておきたい薬

破傷風(はしょうふう)
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